新感線RX『五右衛門ロック』

新感線のロックミュージカル『五右衛門ロック』を見てきました。
会場は今年一杯で閉館となるコマ劇場。特に思い入れはないけれど、最後に入れてよかったな。十数年前にミュートマか何かのイベントを見に行ったぶりですが、半円形のステージを囲むゆっくりとしたカーブの座席、こんなに横に広かったっけ。席が70番台で、見切れてしまうかな?と不安だったのですけど、70番前半でも最端ブロックじゃなかった。ゆるやかなすり鉢状の席も見易くて良かったです。歌謡ショーで“せり”を使うからこういう造りなんだそうな。母の言うことだから真偽は謎。
グッズと並んで人形焼(東京みやげ)などが売られる雑多なロビーは昭和の香り満載ですが、内容もなかなかどうして昭和のかほりでした。明るくカラッとしていてストーリーも明快、笑えて泣けて結局みんないい人!!…な痛快娯楽時代劇。同行した母(わりとよく一緒に見に行く)は、ここ数年で見た新感線でいちばん面白かったと言っていたよ。笑いどころもわかりやすかったもんね。
オープニング、五右衛門が釜(釜茹での)のエイヤと飛び込むと、ぼわんと立ち昇るピカピカのロゴマーク。じゃーん。こういう演出好き。開演直前のあのSEのタイミングで、照明が白から赤、赤から白に変わる時には今も鳥肌が立つし、やっぱり新感線の派手さはいいなぁ。
ストーリーには触れずに個々の感想など。
松雪さんはちょう美人だった。みねふじこでした。森山くんはメタマクから2年程ですっかり青年の顔になりましたね。今回もタップダンスのシーンがあるのですけど、相変わらずちょう上手だしいい感じにウザくて良かったです。江口さんは思った以上に巨大でホントかっこ良かった!途中アコギを持って1曲歌われるんですけども、アコギ小っさ!!って思った。クライマックスで江口さんのマイク(インカム)が壊れるというアクシデントがあったのですけど、ハンドマイク片手に殺陣をこなされていて惚れた。カコイイ!あんちゃんカコイイ!(あんちゃんて)(古いし)北大路欣也さんはさすがの重鎮なんですけども、時期的に何を聞いてもおとうさん(犬)に思えてちとニヤニヤ。役者さんてみんな歌うまいなー。発声が出来てる人は自ずと歌も上手くなるんだろうか。
メタルマクベスセルフパロディ的な部分が数点あるんですけれども(森山くんまた王子だし)、個人的には「あ、そこ選んじゃう?」ていう感じ。ヘヴィーメタルシャウト必要?みたいな。楽曲もロックつうよりメタル寄りだったし。そいえばメタマクで私をイライラさせた、さとみさん演じる子供(役名は「バナナを食う子供」)が相変わらず腹の立つ感じで素晴らしかったです。殴りたい。グーで殴りたい。
というわけで今回も存分に堪能した!金額に見合う豪華さ&面白さでありましたよ。聖子さんはかわええね。
あ、あと、今回もPatchyの物販でお買い物しました。ロゴが印刷されたちいこい巾着にアクセサリーが入ってるというお楽しみ巾着1000円ナリ。普段使いには不可能な大きさのでっかい指輪が入ってました。可愛いので部屋に飾ったよ。いつも可愛い物入ってるなー。もう一個買えばよかった。Patchyだいすき。他にアリスラビットのプリントされた靴下(白と黒)もあったけど、年齢的に限界を感じたのでやめました。おおう。