『太陽を盗んだ男』

太陽を盗んだ男 ULTIMATE PREMIUM EDITION [DVD]

太陽を盗んだ男 ULTIMATE PREMIUM EDITION [DVD]

ごくごく普通の中学教師が、プルトニウムを盗み出して自らの手で原爆を作り上げ、国家に挑戦していく姿を描いた、伝説の監督・長谷川和彦による反体制的ピカレスク・ロマン。
長谷川和彦監督×沢田研二さんの昭和を代表する超名作。名前は知っていたものの、そういえば見たことないなぁ、と思い借りて見ました。長いけどやっぱり面白いわー。2時間越えるけど気にならない。時代背景、ファッション、街の空気…70年代テイスト満載。そして菅原文太さんは不死身過ぎ。というか、警察署の屋上で池上季美子さんと腹の探り合いをするシーン、無骨で実直なキャラだと(勝手に)思っていたのに、急に池上さんにうしろから抱きついたのでびっくりした。
沢田研二さんが「デビット・ボウイを超えた」と言われるほどのカリスマ性を発揮していた時代、というのが過去には確かに存在して、映像のジュリーは確かにとんでもなくカッコ良いし最高の芝居を見せているのですけれど、私はそんなジュリーにリアルタイムで夢中になった世代ではなく、今の私は何しろ21世紀のジュリーを知っているわけで、下手すると日村さん(バナナマン)が真似するジュリーなんかも思い出しちゃって、つまり何が言いたいかっていうと、時の流れって酷だなぁ、ってことです。
あと、これに関連してgooの作品紹介を見たのですが、あらすじとしては別に間違ってはいないんだけど酷すぎる。なにこれ。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD19013/story.html