『2046』

2046 [DVD]

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1960年代の後半、香港の古びたホテルに住むチャウ(トニー・レオン)は、それまで自分が接してきた女性たちとの思い出やこだわりを胸に、ある近未来SF小説『2046』を書き始めていく。それは、失われた愛を見つけることができるという“2046”へ向かう謎の列車の物語。2046から帰ってきた者はいないという。ただひとりの男(木村拓哉)を除いては。そして今、男は再び列車に乗り込んでいた…。

見終わって口ぽかーんてなった。
花様年華』の続編的なもの、と言われているそうで、残念ながら私は『花様年華』どころかウォン・カーウァイ監督作品を見るのも初めてなので「…こういうもんか」という感想です。この作品もあらすじ等一切知らずに見たのですが、これは予告とか見ないでおいてよかったかも。劇場版予告なんて凄くSFチックだったもの!「アンドロイドに恋をした」とか「俺と一緒に行かないか…」とか死ぬほど秀逸なコピー(&台詞)だけど、そんな映画だと思って行ったら怒り狂ってた。と思う。実際は近未来(&木村拓哉さん出演)シーンはちょこっと。ていうかSF映画ではないですよみなさん!え、みんなもう知ってるの?しみったれた女たらしが女とくっついたり離れたり過去にとらわれたりを繰り返す映画ですよ。何この人?
私にはあまり理解しかねる心理が多かったので(長いし!)途中から純粋に映像だけ楽しむ事にしました。映像はね、とにかく綺麗です。女優さんも(不必要なくらい)大勢出てます。現実世界でのチャイナに極太アイラインに真っ赤な口紅、近未来でのアンドロイド姿、どれも可愛くてセクシー。あぁほんと可愛いよアンドロイド。全然アンドロイドっぽくないけど可愛いよ。
うん、まぁ、つまりそういうことで。