『チャーリーとチョコレート工場』その2

試写会以外でもチョコレート臭のする劇場があることと、そこはネットで予約ができることを今さら知り、期せずして2週連続で行ってしまいました。世界一のチョコレート工場@今度は六本木ヒルズ
先週はうしろのほうで見たので、今回はウォンカさんの髪の毛一本一本までも見てやろう、と、中央前ブロックの一番後ろ(6列目)を選んだのですが、予想以上にスクリーンがでかかったので、もう少しうしろでも良かったな。画面が丁度視野いっぱいぐらいで、映像に集中すると字幕が追いきれなくなる感じ。2度目で良かった(『ステルス』の予告とか早くて何がなんだかわからなかったので、スピード感のある映画を見るときは後方の席で見たほうが良いと思います)。
さて、内容に関しては先週のエントリでもごもご書いたので、今日は見たまま思い付くままにもごもご書きます。
そして例によって長いので畳みます。
まず今日の目的であるチョコ臭ですが。入ると1Fロビーがまずキャラメルポップコーンの甘い匂いで充満していて、2Fは更に普通のポップコーンの塩バター臭と特製チョコレートポップコーンのチョコ臭が入り乱れて大変なことに。チョコ臭がするならチョコポップコーン売っちゃダメでしょ…。実際上映前に「わー、チョコの匂いがするぅー!」って言ってる人いたし。それ違うし。
ウォンカさんが小さなドアを開け、あの草原に入って行くと、劇場内の空気の流れがふわ〜と変わりました。「きっと今チョコ臭を流しているのだな…。」と思って鼻をくんかくんかさせると、かろうじて判る、チョコレートの香り、ではなくチョコの香料の香り(駄菓子屋のチョコの匂い)。どうせなら具合が悪くなるぐらいガンガン流して欲しかったなぁ。ティム・バートン作品なら許されるのでは?「原色のお菓子の草原とむせ返るようなチョコレートの香りで退場者続出!アメリカでは100館で上映禁止に!」とか。ははは。それにしても、高級チョコレートの香りは再現できないものなのかねぇ。チョコポップコーンのチョコ臭のほうが全然美味しそうだった(当たり前)。で、チョコ臭はニコ子さんにどう作用したかと言いますと、今回もチョコ欲は微塵も沸き起こらず、むしろ歯磨きしたくて仕方がなくなりましたよ。
今日はでっかい画面で映像美も堪能。オープニングのチョコレートがオートメーションで流れてくるところからしてもう美しすぎる。落下傘に乗って円を描きながらふわふわ降りてゆくとこ(にあの音楽)とか、たまらな過ぎて涙出そう。そして大画面で見ても、ウォンカさん&子供(マイクとチャーリー以外)の人間離れしたつるつる感はすげー。どんな処理してんだろう!特にオーガスタスは一点の曇りも無くつるっつるで目がキラッキラ。あの子は実在しないんじゃないか、とすら思ったよ。全部CGなんじゃねぇの?あとヴェルーカたんの細くてまっすぐな足とか可愛いなぁ。女の子二人の可愛さも尋常じゃないよ。あとヴァイオレットママの気持ち悪さと。
でも結局(今日も書きますが)やっぱりウォンカさん可愛すぎ。なんだかんだ言ってこれに尽きる。随所にあらわれる「ちょっとはしゃいじゃったら(自分以外)全員がどん引き」みたいなところとか、ことあるごとに「ニャハハ!」て笑うとことか、対人コミュニケーション不全な人のアレな感じが、私にはたまらなく愛しいよ。