よるのピクニック。

新しいスニーカーを買ったので、慣らし履きに出かけることにしました。
とりあえず「無闇に8時間歩くよ!」と宣言してみたのですが、昼間は暑いし、そろそろ紫外線も気になる季節なので、夜中に徘徊することに。夜のピクニック、という言葉は妙に据わりがいいなぁ、と思ったら、恩田陸さんの小説にあった。「夜の」と付いていても、べつにエロくはありません。
0時前に最寄り駅を出発して、ルートはこんな感じ。
早稲田通りをひたすら東→早稲田大学の時計塔などを眺めながら新目白通り目白通りに抜ける→神田川を左手に、首都高の下を歩いて飯田橋へ→靖国通りを通って市ヶ谷へ→なぜか日テレ麹町ビル前で休憩→四ツ谷から神宮方面をぐるっと周って信濃町へ→慶応大学病院のガラス窓にソワソワしながら(こわかった)新宿通りへ→早朝の新宿副都心をぬけて青梅街道に合流→ゴール→朝マック*1
実際に歩いてみたらわりと近くて、行き当たりばったりにウロウロしたものの6時間ぐらいで帰って来れました。走行距離(走ってない)は22.4キロらしい。マピオンキョリ測ちょうべんり。
夜中は歩いていると少し汗ばむほどで、でも涼しくて、とても気持ちが良かった。たくさんの人が眠っているたくさんの窓や、友達が集まって笑い声が漏れるアパートや、造りかけのマンションや、いつまでも開いているお店や、道を造る人たちや、猫さんや、おまわりさん。夜中には夜中の顔があって面白い。
夜中の靖国神社は鳥居がライトアップされていてちょう怖かったです。御霊が…というよりそちらにお住まいの方々(ブルーシーツ)が怖かったので、中には入れなかった。皇居のそばを通るし、「職務質問されないかちら?」と心配していたのですが、お喋りしながらえへらえへらと歩いていたら一度もされなかったよ。たくさん歩くから、と、ポッケにお金を入れ、手ぶらで行ったので、声かけられても身分証明書が何もないところでした。職質された時に、身分証明書持ってないとどうなるんだろう?
あと、四ッ谷駅から「森っぽい!」と向かった神宮への道が東宮御所へ続いており、門の前に皇宮警察の方が仁王立ちになっていてびっくりしました。御所の場所とか始めて知ったわー。御所の前の道は緩やかな坂道が緩やかに曲がりくねっていて、森の中のバイパス、という感じの非常に趣のある道でした。湿った緑の匂いがした。
ずっと都内の大通りを歩いたから、何時でも何処でも途切れることなく車が走っていて、何メートルか歩けば必ずコンビニや自動販売機がある。日本すごいね。交番もいっぱいあったし。
スタート地点から写真撮って、リアルタイム更進すれば良かったな。次があったらそうします。

*1:最寄り駅は24h営業の店がマックぐらいしかないのです。