劇団☆新感線2007年夏休みチャンピオン祭り『犬顔家の一族の陰謀〜金田真一耕助之介の事件です。ノート』

…長いよ。3年ぶりのおポンチ芝居。おポンチなだけあって、面白いだけで内容については特に残らず。聖子さん始めとする女優陣が活躍されていたのと、宮藤さんがものっそい細かったのと、木野花さんは凄みがあるなぁ、と思ったこと…は覚えています。
アタマのミュージカルシーンでセットが倒れてびっくりした。こういうことあるんだ…。かなり大きいものだったし、豆球なども点いていた(いくつか割れて破片が飛び散っていた)ので、誰も怪我しないでよかったよ。
で、面白かったのですが、何度も爆笑したのですが、なんだろう、微妙に私の期待値を上回らなかった感じ。アドリブやアドリブっぽいセリフや小ネタで大いに笑ったものの、本筋ではさほど笑えなかったんですよね…。ということを考えたのですが、よく考えたら近年の新感線って全部そうだなぁ。あそこで誰がどうした、ここで誰がどうした、みたいな、役者さん主体のとこばかり見てて、それはそれで面白くて、けれどもストーリーや演出で「おー!」となることは特にない。みたいな。ま、今回はベタネタだし、ドリフや吉本新喜劇的なものを目指しているならこういうこと言うのも野暮なのだろうけど。
こんなこと言いつつ、9月にもっかい見て来ますよ。
一応客演であるところの、池田成志さんのありがたみのなさに笑った。劇団員か。