『トリオリズム』

トリオリズム (小学館文庫)

トリオリズム (小学館文庫)

書くの忘れてたけどとっくに読了。3Pの話は最後にちょろっと出てきただけだった。世界中のお金持ちに愛されているわたくしの物語、という“てい”のファンタジー。ここまでスケールがでかいと真偽とかもうどうでもいいですよね。少なくとも私はあの一種異様な(ある意味フリーキーとも言える)ビジュアルからして、叶姉妹をもう架空の生き物として見ているので、あの人らの3億の宝石が1000万だった*1としてもノー問題。だっておもしろいもん。電車の中でも読んでてニヤニヤしっ放し。
確か出版時には「わたくしのメイクラブの云々…」とゆーセンセーショナルな部分が大々的に取り上げられていたような気がしますが、そっちのほうはと言いますと、セックスとメイクラブは違う、とか、なんだ、愛があるといいセックイクラブができる的なアレで言ってることはわりと普通でした。恭子さんの場合、「お金≒愛情」とゆー明確なポリシーがおありなので、そこは私らのような貧乏一般人とは違うようですが。具体的な話ら辺は、あれだ、それでお金が稼げる人はいろんな技を持ってるなぁ、と普通に感心した。そこそんなに動かせたらお金ももらえるよね!っていう。
ていうかマネーツリーの話*2とか、股間にバタフライのTATTOが入ってる話とか、もう凄いんだかバカなんだか面白すぎて意味がわからない。
叶姉妹って、悪意(他人への悪意)のない2ちゃんねるみたいだなぁ。下劣でエロくてグロくてナンセンスで、でもたまに知的でたまに可愛くてたまに役に立つ。だから嘘を嘘と見抜ける…必要は別にないけども(リアルな知人じゃないし)、言うことを鵜呑みにしてはいけないんだよ。でもニコ子さんは、あれだけの体形を維持できる努力、キャラを貫ける精神力とかちょうリスペクトしているよ。憧れないけど!そいでおもしろいとか最高!これで580円は買い!
…他の関連本(内縁の夫が書いた暴露本とか)も読みたくなってきた。アレか、こういう人が多いから本がそこそこ売れるのかー。

*1:持ち逃げ事件の時、次女晴枝さんがそんなこと言ってた。

*2:ホテルの部屋に、金色のブロックがいっぱいくっついたクリスマスツリーが用意されていて、ブロックの中身はぜんぶ100ドル札の束だった、ってさ。