水戸華之介デビュー20周年記念興行【不死鳥 FIVE】

今年もやってきたよー水戸ちゃん祭り。
なんだかんだで毎年足を運んでいるこの不死鳥もいよいよ5回目。そして水戸さんはデビュー20周年。時期的なもんなんだかバイオリズムなんだか、毎年毎年必ず「調子悪ぃ」みたいなこと書いてますが、今年もそんなです。ていうかもんのすごーく楽しみにしていた某LIVEと日にちが被っていたことが昨日判明しまして(日にちを勘違いしてた。つうこんのいちげき!)、例年にないひどいテンションからの参加。
どっちに行くか散々迷って、迷いすぎて全部投げ出してしまいたくもなって、でもやっぱり水戸ちゃんを選んで(チケット買っちゃってたし)、ズルズルと足を引きずりながらWestへ。そんな状態だったのでスタートしてから入ったのですが、え、このタイミングでもう?という懐かしの名曲(『祈り』)に乗って目に飛び込んできたのは本日の澄田さん。豹柄のシャツ!英字プリントのネクタイ!グレーのスーツ!そしてメガネ!!うわーなんじゃそりゃーそんなもん涎出るわ!もうね、一気にテンション上がったから。それでさらに真紫のレスポール弾いたりするんだから。なにその感じ。エロ過ぎる。これで3000円分ぐらい元が取れたって思った。
LIVE自体は、例年よりシンプルだったような気がします。後半のたたみかけも私好みで、その分普通のライブとしての面白さが凝縮されていたような。これはこれで楽しめたんだけど、お祭りっぽさ、はちょっと薄かったな。やっぱり今年のゲストである森若さんとオーケンがゲスト然としすぎていたからなのかなぁ。例年のノブさんや和嶋さんに比べると、やっぱり一緒になって「わっしょい!わっしょい!」みたいな感じではないんだよね。ボーカリストだからそうなっちゃうのかしら。
大槻さんは他人の曲を歌うときの探り探りっぷり丸見え過ぎて笑った。のほほん学校でお喋り聞いてる時のほうが正直楽しいな。あ、でもね、お二人で歌った曲『青髭の兄弟の店』は、CDでは二人のハーモニーになっているんだけれど、思い切り主旋律ユニゾンだった*1のでニコニコなりました。あと二人して声が大きいところが好きです。オーケン久しぶりに見たけどなんか痩せてたなぁ…。
あとデュエットコーナーの司会として登場された山田広野さんは、こういうイベントで時折遭遇するのですが、活弁やってるところは見たことがない。
今年もうしろのほうから、楽しそうなお客さんの頭越しに水戸さんを見ていた。こっちを見ている水戸さんもにこにこしていて、きっとステージを見ているお客さんもにこにこしていて、みんな楽しくてよかったね、って思う。アンジー時代の曲を聞くと、あの頃の、中二病で繊細で、でも世の中のことなんにもわかってなくて、つまんなそうな不機嫌な顔した子供の頃の私が出て来て胸がきゅんとなるのだけど、こうやって倍以上生きてきても未来心配ないよ、明日も面白いよ、悪くないよ、水戸ちゃんの言うとおりだよ!って言ってあげられるのでよかったなって思う。

*1:ハモれない人たち。