『のほほん学校』

ロフトプラスワンで開催されていた大槻ケンヂさんの定期イベント、のほほん学校。気が付けば数年にわたって80回以上も開校されていた訳ですが、このたび一時休校されるということで、ラスト2デイズの1日目に行ってみました。数年前は足繁く通ったこのイベントも最近は忙しさにかまけてすっかりご無沙汰。実は今回も、最後だからという理由で行った訳ではなく、先日水戸さんのLIVEでたまたま告知を聞いたのでチケットを取ってみたらあら最終回?という感じ。何にも変わってなかったけどね。
この日のお目当ては、以前見てものそい面白かった(私が歴代見たのほほん学校の中でも屈指でした。)水戸華之介さん、ニューロティカのあっちゃん、怒髪天の増子さんという四十路ボーカリストのゲストの皆さん。「バンド歴は長いのに楽器はなにひとつ出来ない」でおなじみの面々です。内容は一応、開演前にお客さんから寄せられた質問に答えつつのフリートーク、という体裁だったのですが、文字にしちゃいけないような話から、某大御所夫婦バンドのマネ大会、「トイレの便座は下げたほうがいいよ!風水的に!」(あっちゃん)という下らない話まで、まぁなんというか笑いっぱなしの2時間。
「笑いすぎてアゴが痛い!」と言いながらずっと頬骨を押さえて笑い転げ、ロクに会話にも参加しないあっちゃんの役立たずっぷりが素晴らしかったです。聞けば「今までに(状況的、対バン的に)キツかったLIVE」どころか、デビューの年すら覚えてないし。こののんびりさがロティカを長く続けるコツなんでしょうねぇ。あとは水戸さんも日記で触れていますが、今回は増子さんの名調子がやたら増していた。増子さんのトークをここまで長時間聞く機会はあまりないので、ここ数年でグッと腕を上げたのか、今日が本調子なのかは謎*1。水戸さんも一緒になってバカ中学生みたいなトークをしていましたが、季節の変わり目で風邪を引いたとのことで、「鼻声の人の真似」ぐらい鼻声で面白かったです。全部鼻濁音。メインの大槻さんはというと、興に乗ると自ら余計な話で脱線するくせに、他の方が話している時には進行を考え時折うわのそらになる様子などが以前と変わっておらず安心しました。今日も四十路はみんな子供だよー。たくさん笑って私もしあわせです。
そろそろプラスワンあたりで『バンドマン版すべらない話』でも開催してくれるといいと思いました。もしくは『アツシイノウエのすべる話』とか。

*1:たしか前回同メンバーでのほほん学校に出られた時は、弟さんが在籍するDMBQが海外で事故に遭われた直後だったハズ。