サマーナイトカーニバル。

近所の町会でカーニバルをやってたから行って来たよ。
八百屋前((普通の一車線の一方通行))でミニ運動会などが行われ、お餅を配るとポスターに書いてあったので、ちょうわくわくして行ってみたら雨でやってなかった。でも八百屋の前には結構な人だかりがあり、箱やらビニール袋やらで夜逃げの後みたいに雑多な店先で司会の町内会のおじちゃんがおばちゃんを引っ張り出して「こちらがウチの隣で魚屋さんをやっている小林さんです。みんな知ってますか?」「知ってるー!!」みたいなコールアンドレスポンスをやってた。雨天決行ってこれか。ニコ子さんは魚屋の小林さんも知らない新参者なのでたいそう肩身が狭かったです。そのうち係りの方が簡易団扇のような円形の厚紙を配り始め、『厚紙遠くへ飛ばし大会』でもやるのではないかしら、と話しながら、なんだかわからなかったので厚紙は貰わずに隣の町会へ移動。実は隣の町会も、数百メートル離れた同じ道路上で夏祭りなのです。
隣の町会は十数店の出店なども出てぐっとお祭りぽいムード。銭湯の前にちんまりしたやぐらが組み立てられ、揃いの浴衣の婦人会のおばちゃん10人ぐらいが輪になって踊っています。規模小っさ!!!出店もテキ屋さんではなく、商店街の皆さんがやっていて、お団子や焼き鳥は50円、焼きそばは200円という良心価格。輪投げの景品が東京都指定のゴミ袋だったり、うまい棒3本だったりしましたが、そういうしょぼさもまたいとおしい感じだった。
しょぼい割に妙な活気があるなぁ(若い人も多い)…と思ったらどうやら近所の大学と提携しているらしく、露店のお手伝いに大学生(ぢょしだいせい!)がいるんですよね。そら地元商店街の若者も張り切るよなぁ。というわけで屋台のほかほかした物を食べながら30分ほど踊りやら近所の小学校の校長先生の挨拶やらわざわざ顔を出しに来た有名政治家やらを眺めまして、おなかいっぱいになったところでふたたびカーニバルへ。するとどうでしょう。さっきと同じ場所に相変わらずの人だかりです。様子を窺うと、くじ引き大会が行われている様子。どうやら、最初に配っていたウチワ状の厚紙に数字が書いてあるらしく、次々と読み上げては景品を大盤振る舞いしているぽい。さっき八百屋の荷物だと思ったあの雑多な箱やビニールはすべて景品か!!私が戻ってきた頃にはトマトジュース6缶パックを抱えた子供やカップラーメン1ケース(ダース!)を抱えたカップルなどが通りでウロウロし、八百屋の軒先では今まさにちびっこが景品の米5キロを受け取らんとしておりました。お米5キロ…(ごくり)!!ウチワを受け取らなかったことが、1時間後こんなに悔やまれることになるとは…。
でもさーくじ引きに参加したら1時間とかそこらずっと八百屋の軒先に居なきゃいけないんでしょー。来年いかにして両方楽しむかをこれから一年かけてじっくり考えてゆきたいと思います。つかただ振舞うだけのカーニバルなのが凄いね。豊かな町であるよ。