『スーパーサイズ・ミー』

スーパーサイズ・ミー [DVD]

1か月間、すべての食事をマクドナルドのメニューで摂っていたら、体はどうなるのか？そんな疑問に、監督が自らの肉体をもって体験し、答える超異色のドキュメンタリー！
ルールは簡単。

1. 食事は1ヶ月間、マックで売られているもののみとする（水も）。
2. 全部のメニューを1度は食べる。
3. 一日3食残さず食べる。
4. 「スーパーサイズを？」と聞かれたら、スーパーサイズを注文する。

これだけ。
しかし怖いね。拒否反応が出た後は、徐々にマック中毒者となってゆくモーガン・スパーロック監督。体重は恐ろしいペースで増え、過剰な塩分と糖分で、見る間に肝臓がヤられる！
日本でも、ジャンクフードなどの影響で味覚障害の人が多いってニュースを聞いたことがあるけど、アメリカに肥満の人が多い理由がよくわかる。なにあのスーパーサイズの大きさ！途中インタビューに応じた重度の糖尿病患者は、馬鹿みたいに大きいボトル（1.5Lぐらい入るやつ）で一日にソーダを3〜4杯飲んでいた、と言っていた。怖いよアメリカ！そんでマックのキャラも怖いよ！
でも、気持ち悪いと思う反面、揚げたてのフライドポテト（しかも細くて長くてしょっぱい、いかにもジャンクなマックのポテト）が無性に食べたくなって来た自分もいる。これも一種の刷り込み。子供と、本当のおばかさん以外は、ファーストフードが体に良くないことなんて知ってる。でも、そんなの知らないうちからファーストフードに取り込まれちゃった子供はかわいそう。だから、これからはジャンクフードもR-18指定とかにしたらどうかな？
合成甘味料と化学調味料にまみれた背徳の食品群。脳がとろけるくらい甘くてこってりしたデザート。それを知ってて、でもあえて食べてしまうこの快楽！これって大人の楽しみかたじゃない？ジャンクフードも、みんなこうして楽しみましょうよ。
…というわけで、ニコ子さんもMっ気フル稼働でこの悪魔のファーストフードに手を染めようとしたのですが。結局マックに走るのはやめて、今日のところはおうちで蜂蜜ダレの大学芋を作って食べました。
やっぱ日本の味は落ち着くや。