読書と苦悩。

このところのニコ子さんは、ほとんど本を読んでいません。他人様の日記とかテキストとかはえらい読んでるけど。
通勤時間が微妙に短時間(連続乗車時間は15分)であるとか、部屋に入るとすぐ寝てしまうとか、風呂DVDを購入した*1とか、こういう下らない文章を書いているとか、mixiをうろちょろしているとか、やっぱり寝てしまうとか、理由あって物理的に読めないのはまだしも、最近、どうにも文章が頭に入らないんです。もうダメなんですあたし。
先日、友達の店の本棚で安部公房さんの文庫本を発見*2安部公房さんといえば、少女の頃に大江健三郎さん、三島由紀夫さん、倉橋由美子さんなんかと並んで随分たくさん読んだものですよ。
ついつい懐かしくなり、未読のものを借りて来た訳です。デンドロカカリヤ。初期短編集。で、読み始めてみたのですが。
いやー、もう全然わかんない。物凄い時間がかかる。でもって物凄い疲れる。疲れちゃって、面白いのかもわかんない。
これはえらいことですよ!
学生時代は黒縁メガネにお下げ髪でいっぱしの文学少女気取り*3だったニコ子さんに、よもやこんな時が来ようとは!!「密会」とか大好きだったはずなのになぁ。
…ふざけた人生を送っていた所為で、もう小難しい文章とか読めなくなっちゃったのかしら。私はこれから一生マンガとタレント本かなんかと週刊誌を読んで生きるのかしら。あとは図鑑を眺めたり。あ、それは楽しそう。
でもこうなると、「どの辺の作家までならちゃんと読めるのか」っていうボーダーが気になりますよ自分的に。というわけで、思わぬきっかけでにわかに読書欲が再燃。
三島さんはどうだろう。谷崎潤一郎さんは?カフカは無理っぽいな〜。リハビリしたら治るもんだろうか。
…あ、京極夏彦さんは大丈夫でしたよ。

水中都市・デンドロカカリヤ (新潮文庫)

水中都市・デンドロカカリヤ (新潮文庫)

*1:今まではお風呂の中で本を読んでいたのです

*2:人物に敬称をつける、というのは世界中の人によく思われたい愛されたい、でお馴染みちょこぶろ。界の掟なのであえてさん付けしますがどうもしっくり来ませんな…。

*3:しかし足下はしましまのニーソックスにラバーソール即ち遅れて来たナゴムギャル