「R-1ぐらんぷり」

昨年のR-1では全国ネット進出、賞金500万円に増額にも関わらず、ヒロシさんが「ヒロシです…」を封印、渾身の新ネタ*1「どうすればモテますか…!」を披露して初っ端で噛んだ挙句ダダすべりするという痛々しい事件が発生した訳ですが、今回は「わ、やっちゃった…。」という人もいなかった*2代わりに突出して面白い人もいなかったな。というわけで、私の上位3位予想は見る前も見た後も、博多華丸さん、浅越ゴエさん、バカリズムさんで変わらず。
ゴエさんとバカリはいつ見ても安心。博多華丸さんはいい風吹いてましたねぇ。あのモノマネ(児玉清さん)で来るとは予想していましたが、ちゃんと流れがあったし、なにより今、他の誰よりも旬。超追い風。あべこうじさんは、いつもネタ以前にウザさにイライラしてしまうのであんまり好きじゃないんですけど、ちゃんと見たら割と面白かったです。なので2位にもまぁまぁ納得。でもやっぱりウザい。岸学さんは初見ですが結構面白かった。ネタを言いながら笑うのは仕様なんですかね。キモキャラ+怒っているという設定なので、笑ったりどもったりが自然っちゃ自然なんだけど、緊張のあまり笑っているのか判断が難しかったです。
ついでなんで決勝進出者全員書いておくと、友近さんはあのディティールの細かさと、キャラの頭のイカレ具合が凄いっていつも思うんですが、面白…く…は…なくないですか?そんなことないっすか。私の中では「芝居を見ていて時々ニヤっとする」ぐらいの感じなので、賞レースには不向きな印象。というか毎年決勝まで残っているのが逆に不思議。中山功太さんは、ええとこの子やって話をしているほうが面白いので、ネタはいつも微妙。電波に乗らないネタのほうが面白いし本人もそう思ってるだろうからいいのかな。
総括すると、司会の雨上がり決死隊宮迫さんも言ってたけど、全員(華丸さん以外)人をイラっとさせる方ばっかりだったので、ピン芸人ってやっぱりキャラ立ってるなぁと。
…ていうかキャプテン☆ボンバーなかやまきんに君と両方で出てるってなんかズルくね?

*1:と言っても同じ自虐ひとことネタ

*2:キャプテン☆ボンバーはスベり芸なのでノーカウント