エンドリィ。

週末にテレビでエンドリさんを見ました。エンドリさんとは、ENDLICHERI☆ENDLICHERIという堂本剛さんのソロユニットの名前。音楽、デザイン、アートワーク等のソロ活動をこの名義でやって行かれるんだとか。
日常特に気をかけているわけでもなく、タイミングが合えば見る、というスタンスながら、ニコ子は堂本剛さんが好きです。たまに見て「お!まだ迷走しとるね!」と思って嬉しくなる。そろそろ迷走するには厳しい年齢なのではないかとも思いつつ、まだまだこのままフラフラしていて欲しいものです。しかしエンドリケリーと聞くと、世代的にはどうしても元バービーボーイズエンリケさんを思い出すよ。
…このままだとアンチの人と勘違いされてジャニヲタさんにいじめられるとおもしろいので、ついでにアルバムのはなしなんかも書いてみます。エンドリさんは聞いてないので、剛さんのソロアルバムについて。
堂本剛名義のソロアルバムが過去2枚出ていまして、両方とも持っているのですが、1枚目『ROSSO E AZZURRO(通常盤)』は「危うい状態の少年に、薬と気晴らしのための楽器を与えてみました」みたいな、箱庭実験的アルバムなのでちょいと微妙です。「アイドルとしての自分が日常ひた隠しにしている本当の自分*1を吐き出してみたら、これが自分自身だと思ってたのに実のところその時影響を受けた誰かさんにそっくり」っていう若さ特有のアレな感じが満載。アルバムの出来はものすごく良い*2んですが、混沌とした自意識の中でもがいてるその幼さとちょっと恥ずかしくなる感じが、アイドルのソロアルバムとしては出来すぎてるような気が。
で、それを踏まえた上で、2枚目『[si:]』というアルバムが良いんですよこれが!収録曲15曲、演奏時間73分とゆー長さには情報過多で間延びした感じは否めないけど、今もたまに聞きます。沁みる。こういう言い方はいけないんだろうと思いつつあえて書きますけど、メンヘル気取りっ子が立派なメンヘルアイドルに成長して戻ってきたよ!っていうアルバムです。全曲ご本人が作詞/作曲をされているんですが、これでよくアイドルやってられるなぁ、ってドキドキする。あとジャニーズだったら当然2枚に分けて同時リリース(ないしは2ヶ月連続リリース)に出来たであろうところをあえて1枚に詰め込んでるのが凄い。
結局褒めてんだかなんだかという文章になってしまいましたが、この生温い愛情は伝わっただろうか。ちなみにKinKi Kidsのベストアルバムもよく聞きます。相方のその壊れっぷりを意にも介さず、デビュー当時から一貫して王子キャラを貫き通す堂本光一さんのギリギリに見えて完璧なバランスが素晴らしいと思うの。

*1:だと彼が思い込んでいるもの

*2:ジャニーズだから良いに決まってる