エレ片おもしろライブ。

知らない間にラジオ番組まで始まったエレ片*1ライブが東京初上陸。いやー、DVDを見てそのユルさは覚悟の上だったはずなのですが。これは予想以上のユルさですよ…。
大体ですね、7時に開演したところが、居ないんですよ片桐さんが。映画*2のロケで遅刻だって。なんだそれ。オープニングから予想を超えた展開に脱力笑い。
というわけで、本日のメイン企画は、急遽会場のお客さんを巻き込んでの「片桐仁ドッキリ作戦」。内容は会場入り口で怒ったお客さんが片桐さんを捕まえて「もうみんな帰っちゃいましたよ!金返せ!!」と詰め寄るというもの。仁さんに投げかける言葉も事前にいくつか決めたのですが、「芝居よりお笑い大事にしてください!」とか「なに笑ってんの?笑わせることも出来ないくせに!」とか「髪の毛触んなよ!」とか*3もうリアルで言われたら泣きたくなる様なセリフ満載で、仁さんのあの性格を思ったらちょっとかわいそうな気もしたのですが。実際お土産のうどんをパシーン!って叩きつけられたり(その動きもリハーサル済み)、チケット代自腹で返したり、最終的には大勢の「殺せ要員*4」から走って逃げる姿を見たらもう笑いが止まりませんでした。あー腹痛いー。早くDVDにならないかなー。
当然リハも無くそのままコントに突入した訳ですが、舞台袖で仁さんが力なく「無理だよ〜。」と呟く声がマイクに拾われたりと、引き続きネタ以外で爆笑連続。昨今「トツギーノ」ネタで一躍有名な*5バカリズム升野さんがゲストでいらしたのですが、このぐだぐだな状況できっちり1本ネタを見せてくれたので本当にすごいと思いました。この対比!エレ片自由すぎ!
帰り道、友人から今日のチケット代と一緒に、先日貰い忘れた小林賢太郎神『ポツネン』のチケット代もいただく。今日のエレ片が3000円。ポツネンが4000円。神が骨身やいろんなものを削って創り上げたあの舞台とエレ片の差がわずか1000円。…いや、どっちも面白かったので多くは言いますまい(笑)。遅刻のお詫びに、仁さんからうどん貰ったしね。

*1:エレキコミック+ラーメンズ片桐仁さんのおもしろトリオ

*2:本広克行監督最新作『UDON

*3:仁さんはテンパるとニヤニヤしたり髪の毛触ったりしてしまう人。

*4:「片桐いたぞ!!」「殺せ!!」と言いながら仁さんを取り囲む50人ぐらいの集団

*5:本人自らそんな感じのことを言っていた。やはり世間でウケてるって自覚があるらしい。