『SAW2』

ソウ2 DTSエディション [DVD]

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刑事エリック(ドニー・ウォルバーグ)のもとに殺人事件発生の報が来る。その惨殺死体はエリックが使っていた情報屋、マイケルだったことがわかり、彼の頭に世の中を騒がせた連続殺人犯ジグソウの影がちらつく。果たしてジグソウの犯行なのだろうか?現場に残された仕掛けからジグソウのアジトをつきとめたエリックは、SWATを伴いその場所に急行する。拍子抜けするほどあっさりと見つかったジグソウだったが、すでに新たなゲームが仕掛けられていた……。

ハンニバル・レクターと並ぶ我らのアンチヒーロー、ジグソウが帰ってきた!さぁ、ゲームを始めよう。
前作同様、ホラー…というより謎解きメインのサスペンス。殺される人が増えたので、血とグロは増量です。「続編はたいていつまらない」でお馴染みアメリカンムービーですけども、“SAW的要素”は変わらず満載でなかなか面白かった。『CUBE2』とは違うぜよ。
あと余談ですけど、今はまぞうでリンク入れようとしたら、2だけ表記がカタカナになっててイラっとした。そして『SAW ソウ DTSエディション [DVD]』のAmazonのレビューにものすごく偉そうな人*1がいて面白いので、みんなも見てさらにイラっとすると良いと思うよ。「これが理解できない人は馬鹿(=理解できる自分頭イイ!)」脳の超好事例。おまえが馬(ry
以下ネタバレ。
今作は登場人物が多すぎて、恐怖が分散した感があるので少し残念。分散しすぎて説明不足と感じる部分も多いし…。オチを考えると、監禁される人間がある程度人数居ないといけなかったわけですが、それにしてはメインの二人以外、脇役感丸出し過ぎなんですよね。浅はかだし。
脇役があまりに脇役過ぎて、アマンダがなんか関係ありそう…というのが早々に予想できる。わかれよ!ということなのでしょうけども。死ぬ6人はゲームの駒でしかない、ということをよく象徴してる。ま、それぐらいわかったところで、ニコ子さん程度のボンクラでは大オチまで見えなかったわけで。ラストで前作のバスルームが出てくるのも、「あ、そうか!」という感じで目からウロコでした。やっぱりアダムは助からなかったんだね…。
あのバスルームの感じからすると、前作からけっこうな時間が経ってそう。そう思うと、その間ずっと末期癌で苦しんでいたジグソウは辛いだろうなぁ…。「後継者」がいるとはいえ、あの状態でこれだけの仕掛けを作れるのはすごい。映画的、と言ってしまうとつまらないので、超人的、と言っておきましょうか。さて、『SAW3』ではまだ生きているのか…。
前作を見ていることによって、ジグソウの「ゲーム」のカラクリが多少わかっているからか、内容的にはわかりやすかったと思います。しかしジグソウ的パターンが確立されるにつれ、結末の予測も出来るようになるわけで、3はどんな手で来るのか、そこもまた楽しみ。

*1:叶姉妹の妹と同じハンドルの人。