カーブトームーシー。

どうも、めそめそした恋のうたとか歌わせたら日本一、恐怖!じめじめ人間のニコ子です。カラオケの十八番は「天城越え」です。チャームポイントは泣きぼくろです。うそです。ってカブトムシっつっても、今日はそっちのカブトムシの話ではない。
きのう帰宅して、自宅の塀の内側で郵便物などを取り出しておりましたら、すぐ脇の庭木の陰になにやら黒光りするカタマリがいたのです。ギニャー!虫!!(ニコ子さんは温室育ちなので超虫嫌いです。)屋内でしたら一も二もなく逃げる、もしくは直ちにSクラスの戦闘態勢を取る私ですが、屋外という若干の余裕も手伝い、届いたばかりの通販カタログを丸めながらもうちょっとよく見てみることに。
ううむ、ぱっと見からして、ゴキにしては大きくて厚みもある感じ。そばには近寄れないのでうす暗がりの中で必死に目を凝らすと、どうやらアタマにツノ的なものが…!これってカブトムシか?虫嫌い界において、ゴキだろうが一匹何十万円のクワガタだろうが一切の差別をしない平等主義者の私は、カゴに入ってないカブトムシなんて見るの初めて。春になると玄関先に巨大なカエルが鎮座ましましていたり、毛虫大量発生でアレルギーの家族がかぶれたり、と、そこそこ自然に満ち溢れたニコ子さん自宅周辺ですが、さすがに野性のカブトではないよね…。どっかから逃げてきたんだろうなぁ。
さて、カブトムシとわかったところで、ニコ子さんにはこれ以上なにをすることも出来ない。みんなに報告しようと携帯カメラを向けるも、薄暗いしそもそも近寄れないので撮れやしない。とりあえず恐怖を和らげるために、「さ、さいとう!」と呼びかけてみました*1。…泣きながら飛んで行ったりはしないのだな。
このまま放置するのもなんだか勿体無いので、数少ない顔見知りであるところのお向かいさんへ行き、ちびっこに「カブトムシ要らない?」と聞いてみました。「いるいるー!!」ビニール袋を持って家から飛び出してくるお向かいのちびっこ(3人)。さすが子供は食いつきが良い。よかったよかった。と思ったのも束の間。「こわーい!とれなーい!」ビニール袋を私に差し出すちびっこ。「オレに取れる訳なかろうがこのウンコタレー!!お前らよりアタシのほうが100倍怖いわボケー!!」…という言葉を飲み込み、結局そこのウチのおじいちゃん(晩酌中)を引っ張り出して捕まえてもらいました。あー良かった。おじいちゃんが一番興奮していたよ。ニコ子は肝が冷えたぜよ。

*1:マンガ脳なのでカブトムシ=さいとう。