『リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー!』

リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー! DVD-BOX 初回限定版

リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー! DVD-BOX 初回限定版

1960年代後半のラブ&ピースで謳歌するアメリカを恐怖に陥れた"チャールズ・マンソンと彼のファミリー" そして彼らが起したハリウッド史上最悪の血まみれ事「シャロンテート殺人事件」を、なんとパンク・スプラッター・パペット・ミュージカルとして映画化。

制作はランシドのティム・アームストロングが務め、声優にグリーン・デイのビリー・ジョー・アムーストロングを始め、BLINK 182、グッド・シャーロット、A.F.Iの人気バンドから、Go-Go's、ルナチックス、LAパンクの伝説的バンドX、さらにアーシア・アルジェントケリー・オズボーンが参加。

現在のオルタナ・カルチャーが集結した21世紀最初のカルト・ムービーの誕生だ!!

ちょっと前に見たのに書くの忘れてた。そしてタイトルでぐぐったら、かなり上位に友人のブログ(個人ブログではもしや一番上か)が出てきてちょうびびった。
えー。↑のとおりの映画なんですけど。カルトというか、「わぁ、非道い(し酷い)なぁ…。」と苦笑する。あ、それがカルトってこと?
マンソンとシャロンテート事件というのは言わずと知れた有名事件で、今さらその事実(殺人)に対してどうこう言うつもりもないのですが、ロマン・ポランスキーの映画が割とスキだったり、ていうかシャロンテート可愛いし*1「えええ、(被害者なのに)そんな扱いでいいんですか?」って思った。アメリカすげぇ。
ただ、マンソンをあの時代のひとつのアイコンとして描くならまだしも(そんなつもりはないのだろうけど)、現場写真がネットで見れるような今の時代には全体的にちょっと遅いのでは?という感じ。作るのに20年ぐらい掛かってるのでしょうか。
そして、製作陣のスタンスがよく見えないので、余計に意図がわからない。マンソンにがっつり感化されちゃってるのか?売名か?このちょっとばかし口の立つしょぼくれで可愛そうな教祖を小馬鹿にしてるのか?どれなんでしょう。や、リスペクト(便利な言葉だ)してる事はわかるんだけど、あんまり明確じゃない気がするので、ただの行き過ぎた悪ふざけにしか見えな…あ、そういう解釈で良いのか。実際の事件をモチーフにした、悪ノリ映画。コメンタリーも酷かったもの。ちなみに非道さをさらに加速させる、字幕翻訳は当然の如く柳下毅一郎さんです。
ちょっとだけ褒めとくと、シャロンのドライブのシーンは曲が可愛いです。