『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 〜アリス、あるいは快楽原則〜』

日曜の原宿なんて余程のことがなきゃ行かないけど、余程のことなので頑張って行ってきました。正直こんなにいろいろ見れると思わなかった。平日の仕事終わりにちょちょいと行こうかとも思っていたのですが、それじゃたぶん時間が足りなくなったと思われる。大充実っすよ。これ行ったほうがいいよ。800円だし。
最後の週末(と言っても公開期間は意外と短い)ということもあり、会場は大混雑。入口あたりは行列でゾロゾロ…だったので、ずっとこのままだったらやだなぁ、と思ったのですが、流石に中に入ったらばらけたのでよかった。テーマに合わせて、エヴァの絵、ヤンのコラージュ、オブジェなどかかなりの数並びます。こないだドキュメンタリーで見た、エヴァの触覚の肖像もあって感激。
あとは映画の登場人物(人物?)たちがたくさん。『悦楽共犯者』の藁のマダムと男性、『ファウスト』の悪魔たち、オテサーネク、そして『アリス』のうさぎ達。映画全部見返してから行けばよかった!アリスの生き物たちが思ったより小さくて、アリス役の女の子の小ささを改めて感じました。家来のカエルも小さかったなぁ。
不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』、そして『人間椅子』の原画(コラージュ作品)は、思わずニヤニヤしてしまう可愛らしさ。本の挿絵なのでもっと小さなものを想像していたら意外に大きかった。
物販で、人間椅子のポスター(数種類)を見かけたので、すぐさま連れて帰ろうと思ったら、ポスターではなく複製(…リトグラフ?)でお高かったので涙を呑みました。複製にしては安い、ってその辺にいた人が言ってたけど、貧乏派遣社員には手が出ません。ああ椅子かわいいよ椅子。混んでいたし荷物になるし、図録などは追ってアマゾンさんにお願いすることにして、何も買わずに帰宅。
おうちに帰ってから『アリス』を見たよ。やっぱりバターのシーンがたまらなかった。あとうさぎがおがくずをサクサクむしゃむしゃ食べるところも好きです。